【金沢市の整形外科病院】内科・リウマチ科・リハビリテーション科・麻酔科

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新着情報

【整形外科疾患】変形性膝関節症に対する”膝周囲骨切り術”について2021.11.01

高位脛骨骨切り術

内側型変形性膝関節症(内側の関節だけ傷んでいるもの)で比較的活動性が高く、病状のそれほど進行していない変形性膝関節症のかたが適応となります。活動性が高ければ、年齢制限はありません

脛の骨を切りO脚を矯正し、O脚変形のため膝の内側に偏った荷重ストレスを、きれいな軟骨の存在する外側へ移動させる手術です。脚の形はO脚から軽度X脚に変わります。

 

人工関節置換術と違い、自分の関節が温存されますので、患者さんの満足度は高く、術後も正坐が可能であったり、スポーツや農業などの仕事へ復帰された方も多くいます。

一方で、骨が癒合するまで痛みが多少続くこと、機能回復にはリハビリをしっかり行うことが必要です。最近は、中高年のスポーツ愛好家人口の増加とともに、高位脛骨骨切り術を受けられる方が増えています。

高位脛骨骨切り術

 

 

大腿骨遠位骨切り術

日本人の大部分は内側型変形性膝関節症(O脚変形)ですが、外側半月板切除後などに外側型変形性膝関節症(外側の関節だけ傷んでいるもの:X脚変形)を生じることがあります。

 

高齢であれば人工関節置換術となりますが、40から60歳代で活動性が高ければ、このようなX脚変形に対して大腿骨遠位骨切り術を行っております。高位脛骨骨切り術と同様、自分の関節が温存されるため、患者さんの満足度は高く、術後の活動性に制限はありません

大腿骨遠位骨切り術

 

 

高度内反変形に対する膝骨切り術

内側型変形性膝関節症(内側の関節だけ傷んでいるもの)でO脚の程度がひどく、大腿骨と脛骨の両方にO脚の原因がある場合、大腿骨・脛骨両方で骨切りをしてO脚を矯正します。

40から60歳代で活動性が高い方が適応となります。

大腿骨、脛骨両方にO脚の原因がある場合、高位脛骨骨切り術を行うと術後、膝関節面が傾き非生理学的な膝関節となるため、術後の関節面の傾きを保つため両方での骨切り術が必要となります。

 

高位脛骨骨切り術同様、自分の関節が温存されるため、術後の活動性に制限はなくスポーツや農業などの仕事へ復帰された方も多くいます。一方で、高位脛骨骨切り術よりも後療法に時間を要し、骨癒合が得られるまでは痛みが多少続くこと、機能回復にはリハビリをしっかり行うことが必要です。

高度内反変形に対する膝骨切り術

 

当院での膝周囲骨切り術

宗広病院での膝周囲骨切り術は、すべての症例を 関節再建外科部長 五嶋謙一医師 が担当します。

五嶋医師は、これまで「膝周囲骨切り術」に関して様々な研究を行い、その成果を論文にまとめ世界へ発信しています。

宗広病院では、より安全な手術と良好な治療成績の確立、そして患者さまの満足度の向上のため今後も研究を続けていきます。

「膝周囲骨切り術」に関して興味のある方、運動したいのに膝の痛みで思うようにできなくて困っている方は、いつでもご相談ください。

≪五嶋医師の詳しいプロフィールはこちら≫