当院は昭和61年に金沢市桜町にて整形外科の専門病院として開院し、35年以上にわたりこの地で地域医療に従事してまいりました。

初代院長である宗廣忠平は、関節外科や関節リウマチを専門とする整形外科医でした。「再び歩けるようになりたい」という患者さんの願いに応えるため、当時黎明期であった人工関節手術や関節内視鏡手術に早くから取り組んでおりました。
その中で、手術だけでなく、診断、治療、リハビリテーションに至るまで、一人ひとりの患者さんの治療に徹底的に向き合い、患者さんに喜ばれる治療したいと考えるようになり、その思いから当院を設立しました。

開院して以来、当院は多くの方に支えられてきましたが、現在は主に整形外科と内科の外来・入院診療を行っています。
時代が移り医療を取り巻く環境は大きく変わりましたが、初代院長の思いを引き継ぐとともに、これまで当院が培ってきた経験や教訓を糧とし、日々の診療にあたっております。

整形外科は、医療技術の進歩とともに診療領域が細分化され、より専門的な治療を求められるようになってまいりました。当院では、金沢大学整形外科の医師の派遣協力のもとで、関節再建外科、手の外科、脊椎外科、骨軟部腫瘍といった領域で専門的に診療できる体制を整えております。
また、手術では、より安全な手術を行うために常勤の内科医、麻酔科医による管理を行うとともに、4K関節鏡システム、最新シミュレーションソフト、人工関節手術支援ロボティックアーム（ストライカー社MAKOシステム）などの最新技術を積極的に導入しております。

当院の理念の一つに「患者さまとともに喜ぶことを目標に」という言葉があります。すべての職員が働きやすい環境の中で自身がもつ技能を発揮し、患者さんに質の高い医療を提供することが、私たちの目指す姿です。

これからも、患者さんの意思や意見を尊重し、患者さんに喜ばれる医療を提供できるように努力し、より一層の成長を目指してまいります。