整形外科

概要

「整形外科」は、身体の運動に関係する骨・関節・筋肉・神経などの運動器に発生した病気やケガを対象とする診療科です。当院では日本整形外科学会認定専門医5名が診療にあたっており、整形外科疾患全般にわたって、より良い治療を適切に提供できるように努力しています。

主な対象疾患

◎外傷:骨折・脱臼・捻挫・打撲・切創など
◎脊髄脊椎疾患:椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、側弯症、腰痛など
◎手の外科:変形性関節症、肘部管症候群、手根管症候群、ばね指、へバーデン結節など
◎骨粗鬆症
◎交通事故による外傷
◎その他、筋肉・関節の痛みなど整形外科疾患全般

関節疾患(変形性膝関節症、肩腱板断裂、肩関節周囲炎、半月板損傷など)
関節再建外科のページ をご覧ください

当院の特徴的な手術・治療法

膝周囲骨切り術

変形性膝関節症に対して関節温存手術である膝周囲骨切り術(高位脛骨骨切り術、大腿骨遠位骨切り術、Double level osteotomy)を行っています。関節温存手術である膝周囲骨切り術は、スポーツ復帰も可能で患者満足度は高く良好な治療成績を得ております。近年、全国的に注目されている手術法であり、手術件数も増えています。
(変形性膝関節症に対する”膝周囲骨切り術”についてはこちらをクリック)

人工膝関節置換術

人工膝関節置換術の際、先進医療のナビゲーションシステムを導入しています。人工膝関節置換術において良好な治療成績を得るためには、正確なインプラントの設置が重要であり、ナビゲーションシステムの導入により、精度の高い手術が可能となっております。
(変形性膝関節症に対する”人工膝関節置換術”についてはこちらをクリック)

関節鏡視下手術

膝、肩関節においては最先端の高画質4Kモニターの関節鏡を用いて鏡視下手術(前十字靭帯再建術、半月板縫合術、半月板切除術、内側膝蓋大腿靭帯再建術、肩腱板修復術、バンカート修復術など)を行っています。高画質関節鏡のため、より正確に安全な手術が可能となっております。
(膝、肩関節の”関節鏡視下手術”についてはこちらをクリック)

人工肩関節置換術・リバース型人工肩関節置換術

変形性肩関節症、骨頭壊死症、腱板断裂性肩関節症に対して人工肩関節手術を行っています。当院はリバース型人工肩関節置換術を行うことができる県内でも数少ない病院の一つです。
(肩関節疾患と人工肩関節置換術についてはこちらをクリック)

PFC-FD療法

PFC-FD療法は、患者自身の血小板に含まれる成長因子を活用する再生医療で、関節や筋腱の疾患・損傷に対する注射によるアプローチです。
(PFC-FD療法についてはこちらをクリック)

手の外科専門外来<予約制>

手の創傷や脱臼・骨折、ばね指などの腱鞘炎、手根管症候群、へバーデン結節、手指の変形性関節症、リウマチに伴う手の変形や腱断裂など、「手」に関係する様々な疾患に対して診療を行っています。
※初診受付は、紹介状のある患者さまのみとなります。紹介状がない患者さまは、まず当院の一般整形外科外来の受診をお願いいたします。

開設曜日火曜日(午後)
担当医多田 薫

膝・肩・スポーツ専門外来

膝・肩・スポーツ専門外来では膝・肩関節の変性疾患や、小中高生の部活動でのスポーツ外傷やスポーツ障害をはじめ、スポーツ愛好家の膝・肩関節痛まで専門的に治療を行っています。

外来診療では、レントゲン、超音波、MRIを用いて正確に診断して、超音波ガイド下注射やリハビリテーションを組み合わせて治療を行っていきます。局所だけではなく、障害に至った原因を考え、復帰後の再発予防にも取り組んでいます。また、手術が必要となった場合、膝・肩関節では関節鏡を用いた鏡視下手術を行い、リハビリテーションを経てスポーツ復帰できるようスタッフ一同サポートします。

膝・肩・スポーツ専門外来は毎週月曜日の午後2時から午後6時まで行っておりますので、部活動中や仕事、学校終わりに受診していただけたらと思います。また、スポーツをしていなくても膝痛、肩関節痛でお悩みの方は、気軽に専門外来へご連絡ください。
※五嶋医師の整形外科外来は予約制です。

開設曜日月曜日(午前・午後) 水曜日(午前)
担当医五嶋 謙一

科の担当医

宗廣 鉄平

専門分野
・スポーツ障害
・リウマチ
・整形外科一般
所属学会

・日本整形外科学会 専門医
・日本整形外科学会 認定運動器リハビリテーション医
・日本体育協会 公認スポーツドクター

五嶋 謙一

専門分野
・関節再建外科(膝・肩)
・スポーツ整形
・整形外科一般
所属学会

・日本整形外科学会 専門医
・ISAKOS(国際関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会)
・ESSKA(ヨーロッパ関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会)

続きを見る

菊池 豊

専門分野
・整形外科一般
・運動器リハビリテーション
所属学会

・日本整形外科学会

加藤 仁志

専門分野
・脊椎脊髄外科
・整形外科一般
所属学会

・日本整形外科学会 専門医
・日本脊椎脊髄病学会 指導医
・日本腰痛学会 評議員

多田 薫

専門分野
・手の外科
・外傷一般
・整形外科一般
所属学会

・日本整形外科学会 専門医
・日本手外科学会 専門医
・日本骨折治療学会

安井 厚

専門分野
・整形外科一般
所属学会

・日本整形外科学会

松本 晴彦

専門分野
・関節外科
・整形外科一般
所属学会

・日本整形外科学会 専門医
・日本リウマチ学会 専門医
・日本リハビリテーション医学会
 認定臨床医

整形外科の林医師

林 克洋

専門分野
・整形外科一般
・骨軟部腫瘍
所属学会

・日本整形外科学会 専門医
・日本リハビリテーション医学会 専門医
・日本整形外科学会 認定運動器リハビリテーション医

続きを見る
整形外科の大石医師

大石 央代

専門分野
・小児整形外科
・整形外科一般
所属学会

・日本整形外科学会 専門医
・日本小児整形外科学会 認定医
・日本リハビリテーション医学会 認定臨床医

続きを見る

外来担当表

曜日 日・祝
午前 9:00〜12:30 宗廣
五嶋(膝・肩・スポーツ)
宗廣
菊池
加藤
五嶋(膝・肩・スポーツ)
松本
菊池
宗廣
菊池
宗廣
安井
(救急)
(急患)
午後 14:00〜18:00
五嶋(膝・肩・スポーツ)
安井
多田(手の外科)
大石
菊池
宗廣 大石
松本
交代制 (救急)
(急患)
午前の受付時間 8:30~11:30
午後の受付時間 11:30〜17:00

主な検査機器

一般X線撮影

骨や関節、臓器の状態をレントゲン写真に撮影する最も基本的な画像検査です。当院では、コンピューターで読み取ってデジタル処理をするため、安定した画像を得ることが可能です。

透視・造影検査

X線照射により得られた情報をテレビ画面に映し出し、リアルタイムに患部を観察する検査です。映像を見ながら骨折や脱臼を整復する場合や、造影剤を注入して関節の中や神経の通り道を確認する場合などに用いられます。

ホロジック骨密度測定装置

骨密度検査

骨粗鬆症の診断に不可欠である骨密度測定を行うための検査です。最新のホロジック社のHorizonを導入し、検査が簡単・安心・高精度に行えます。(すずみが丘病院に設置)

整形外科用超音波装置

超音波検査(整形外科用)

超音波を用いて体内を画像化する検査です。筋肉や関節・骨などの運動器の診断に用いられます。整形外科領域の診断に適したモデルで筋束や神経束の繊維構造まで鮮明に見える高精細画像が得られます。

MRI検査

磁力と電磁波を利用して体のあらゆる断面を画像化する検査です。狭いトンネルに入っていく従来のMRIに比べ、開放的に優れ閉塞感から来る苦痛を大幅に改善しています。また、X線を使用しないため被爆の心配もありません。

CT検査

X線を使って身体の断面を撮影する検査です。全身のや筋肉の状態のほか、様々な臓器を診ることができます。整形外科手術の術前計画にも用います。(すずみが丘病院に設置)

宗広病院について

地域に密着した、より良い医療の提供のために

宗広病院では、S・T・E・Pの頭文字で始まる4つの基本理念を心に置き、
信頼と安全の医療を目指します。

お気軽にお問い合わせください